武豊町における第3回定例会が9月6日に開催され、様々な重要議題が討議された。特に、児童虐待の実態や対応策についての議論が注目を集めた。森田義弘議員は、児童虐待の全国的な統計を述べ、児童相談所への通告が前年より増えている現状を指摘した。その中で、面前DVなど心理的虐待が多くを占めることが示され、児童虐待の防止が急務であると強調した。
さらに、今後の取組みとして、児童虐待防止法に基づく支援策や相談窓口の充実が求められた。町長の籾山芳輝氏は、各種支援施策を通じて、児童の健全な育成を図る重要性を述べた。
また、甲斐百合子議員は、3歳児健診での視覚検査の重要性について言及。視覚検査の導入により、早期発見が可能になると説明した。具体的には、日常生活で気づきにくい視覚の問題を、根本的な対応として考えているとした。
別の議題として、子育て世代の離婚前後の支援についても触れられた。統計に基づき、親の離婚が未成年の子供に与える影響について考度し、支援策を講じる必要が強調された。県や国が進める養育費の確保と面会交流の整備が期待される。