令和5年第1回武豊町議会の定例会が、3月22日に行われた。会議では令和5年度の予算案を含む多数の議案が審議され、全て賛成で可決された。
主な議案として、令和5年度武豊町一般会計予算があり、総額174億8,900万円で、過去最高額となる。税収の大幅な増加が寄与しているが、各部署で歳出も大幅に増加していることが指摘された。特に、教育費は66.9%の増加であり、今後の財政運営に懸念の声もあった。
日本共産党の梶田進議員は、予算案に反対を表明し、国民健康保険税の負担増加が低所得者に大きな影響を及ぼすことを指摘した。これに対し、賛成派からは、この予算が多様な施策を支える重要なものであるとの意見が出ており、賛否が分かれた。
また、議案の中には、武豊町の公共施設整備や、高齢者支援、子ども医療費助成の拡大なども含まれ、地域の暮らしやすさを目指す取り組みが強調されている。具体的には、消防団活動の支援や、空調設備の整備プロジェクトが挙げられた。
さらに、議会の個人情報保護に関する条例の制定が採決され、多数賛成で可決された。これにより、より透明性の高い行政運営が期待される。
最終的に、出席議員の全員によって採決された議案は、全て原案通り可決され、武豊町の新たな年度に向けた予算が正式に承認された。