令和4年7月29日、武豊町議会において臨時会が開催された。
今回の臨時会では、4件の重要な議案が審議される。まず、専決処分に関連した損害賠償額の決定が報告された。土木課長の森山利久氏は、側溝に関する事故による損害賠償額が72,820円であると報告した。
次に、令和4年度武豊町一般会計補正予算(第5号)の承認が求められた。次長兼総務課長の杉浦正享氏によると、補正予算の歳入歳出には182万6,000円の追加が含まれており、総額は145億755万4,000円になる。この補正の背景には、学校給食センターの空調設備改修にかかる物価高騰の影響があるという。
さらに、補正予算(第6号)と水道事業会計補正予算(第1号)が一括で審議された。新型コロナウイルス感染症対策として水道基本料金の免除を行うための経費について、上下水道課長の前田克康氏は、免除対象者が全家庭であり、具体的な金額は一般家庭で約1,100円から1,320円となると説明した。
質疑応答でも、出席議員からの具体的な質問が相次いだ。議員の櫻井雅美氏は、学校給食管理費の補正増額に関する内訳を尋ねた。学校教育課長の榊原全伸氏は、増額分は機器の価格上昇が影響していると答えた。他にも、交通安全対策についての補助金についても言及された。
討論は省略され、全議案は賛成多数で可決された。副町長の近藤千秋氏は閉会挨拶で、感染症の新規患者数が急増している現状を踏まえ、町の対応策を強調した。特にワクチン接種の促進に力を入れる意向を示した。
武豊町議会は、健全な行財政運営を行い、町民の生活支援に向けた施策の推進を公約しながら、今後の運営に取り組む姿勢を見せた。