令和元年12月11日、武豊町議会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
今回の会議で特に焦点となったのは、交通死亡事故の根絶に関する決議案であった。提案者である大岩保氏は、交通事故が町民の安全を脅かしている実情を強調した。特に愛知県は、今年も交通死亡事故が多発しており、慢性的な問題化が懸念される。そのため、町民一人ひとりの交通安全意識を高める必要性が述べられた。議会は、この提案に全議員の賛成をもって決議を可決した。
続いて、経済面では令和元年度の武豊町一般会計補正予算案が議題に上がった。甲斐百合子議員は、児童クラブの整備工事について具体的な内容を質問した。子育て支援課長によれば、新築工事は来年度中に完了予定で、80人を受け入れる見込みであるとのこと。また、健康課長は、マイナンバー制度を活用した健康情報の管理が可能になるシステム改修について言及した。これにより、転入者の情報引き継ぎがスムーズになることが期待されている。
さらに、経済的な予算配分や条例改正についても質疑が行われ、特に職員の給与に関する提案が取り上げられた。副町長の永田尚氏は、この改正が近隣市町との整合性に基づいていることを説明し、再任用職員については改正の対象外であることも伝えた。
その他、農業集落排水事業や水道事業に関連する補正予算も質疑に上がり、各議案は所管の常任委員会に委託されることとなった。会議の最後に、議長の福本貴久氏は皆の協力を称賛し、散会を告げた。