令和2年6月25日、武豊町で令和2年第4回臨時会が開催された。
本会議では、6件の補正予算案が審議され、全て議決された。
特に新型コロナウイルス感染症対策が重点となり、多くの施策が盛り込まれた補正予算が重要である。
町長の籾山芳輝氏は、閲覧者に感謝を表明した後、臨時会の理由を以下のように説明した。
「コロナ禍の影響による重要な補正予算を提案いたします。本町の実情に合わせた施策を提案する所存です。」と強調した。
具体的な補正予算施策として、まず一般会計につき7つの新たな施策を説明した。
一つ目は「非接触型自動水栓整備事業」で、公共施設における感染予防を目的としている。
二つ目は「避難所感染症対策環境整備事業」で、避難所における感染症予防のための設備を導入するものだ。
また、子育て世帯と障がい者への支援金も計上され、医療関係施設への事業継続応援金も含まれる。
特に子育て世帯応援臨時給付金は5,900人分で、総額およそ5,900万円の予算が組まれている。
各議案の審議においては、議員からの質問も活発に行われた。
例えば、櫻井雅美議員は「健康保険事業特別会計補正予算に関する期間の延長や周知方法」について質問した。
これに対する松本由美子次長兼保険医療課長は「広報や通知書を通じて周知を図る」と回答した。
会議はスムーズに進行し、6件全てが全員賛成で可決された。
町長は「コロナ禍において生活支援を重視し、早急に実行に移す」と述べ、閉会の挨拶を行った。
今回の会議により、武豊町は新型コロナウイルスの影響を受けながらも、町民の生活を支える施策を講じている姿勢が示された。