令和2年12月10日、知多市議会の第6回定例会が開催された。
本会議では、14件の議案が一括で審議された。議長は、出席議員が定足数に達していることを確認し、会議を開始した。まず、日程第1の「知多市事務分掌条例の一部改正について」から第14の「令和2年度知多市水道事業会計補正予算」までが取り上げられた。
大きな論点の一つは、議案第66号に対する質疑であった。中平猛議員は、水道事業の料金改定による影響について質問を行った。水道部長の勝崎哲治氏は、改定による影響額は約1億円の増収を見込んでいると答えた。また、経営戦略に沿った料金改定を行う理由として、必要資金の確保を挙げ、耐震化工事への投資が求められているとし、料金改定はやむを得ない措置であると強調した。
さらに、議案第67号では、都市計画下水道事業受益者負担に関する条例が提出され、議案第68号では有料駐車場の指定管理者についても質疑が行われた。川脇裕之議員は、駐車料金の設定について確認。都市整備部長の鈴木宏式氏は、現行の料金を維持しつつ、一部減額の予定を説明した。
これらの議題は、公共サービスの維持を目的とした合理的な財政運営に関する重要な決定を含んでいる。議会は質疑を経て、提案された議案を各常任委員会に付託する決定を行った。次回の本会議は、12月18日に再開される予定である。