令和5年12月7日、知多市議会は、定例会を開会し、さまざまな議案についての審議を開始した。
18名の議員が出席し、定足数を満たし、会議は無事成立。
会期は12月7日から20日までの14日間と決定した。議長の伊藤清一郎氏は、日程にしたがって進行する旨を周知。
議事は、まず会議録署名議員の指名から始まった。続いて会期決定が議題となり、異議なしとの声があり、即日承認された。
次に進んだのは、知多市職員の給与に関する条例改正について。市長の宮島壽男氏は、職員の給料月額を引き上げる方針を示した。
同様に、一般職任期付職員の給料月額も増額される見込。
この他にも、育児休業に関する条例改正案、議員報酬および費用弁償に関する条例案、パートタイム会計年度任用職員に関連する給与改定案も提出された。これらはすべて人事院勧告の内容に基づくもので、市としては、職員の働きやすい環境を整えるための施策である。
環境経済部長の林和宏氏からは、知多市廃棄物の処理及び清掃に関する条例一部改正案が説明された。具体的には、粗大ごみを1個単位で戸別収集する試みが提案された。
多くの項目が一括で審議され、議案第56号では、宅地開発に伴う市道認定が提案された。市道60652号線の新設が議題となり、その必要性が問われた。
また、令和5年度知多市一般会計補正予算も決定され、歳入歳出共に約1億7,000万円の増額が提案された。同時に、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療事業特別会計の補正予算案も承認された。
この定例会では、市長専決処分による損害賠償の報告も行われた。市庁舎の公用車事故に伴う賠償等について、詳細な説明がなされたことが、市民へ向けた説明責任を果たす一環として捉えられている。