令和3年6月18日、知多市議会第4回定例会が開催された。
議会では、議員からの一般質問が行われ、特に新型コロナウイルス感染症に関連する事項が中心的なテーマとなった。市民クラブの藤井貴範議員は、選挙における感染症対策や投票率の向上について質問を行った。昨年から続く新型コロナウイルス感染症の影響により、今年9月には市長選挙が控えているが、投票率の向上が特に求められている。
藤井議員は新型コロナウイルス感染症に対する市の取り組みを評価しつつ、今後の選挙に向けた感染症対策について、具体的な質問を展開した。「投票所における感染症対策はどのように行われるのか、また有権者への周知はどう図るのか」と問いかけ、これに対し市長の宮島壽男氏は、選挙管理委員会を中心に安全な投票環境を整える方針を示した。
また、藤井議員は投票率が過去に下降していることを指摘し、商業施設での期日前投票所の設置や投票しやすい環境整備の必要性を訴えた。市長は、投票機会を増やす取り組みを進めている旨を答弁した。
さらに、泉清秀議員は行政におけるドローンの活用について質問した。具体的には、災害時の情報収集や防災関連事業へのドローンの活用を提案した。市長は、ドローンの導入に向けた検討を進め、特に災害時の対応に期待を寄せている旨を語った。また、ドローンの活用は、農業や観光振興の面でも広がりを見せており、地域活性化に繋がることが期待されている。
議会では、さらに大村聡議員が災害対策基本法の改正について質問し、特に災害時における避難情報や個別避難計画について具体的な内容を確認した。市長は、避難情報の周知を強化すると共に、個別避難計画の作成を進めて行く考えを示した。