令和4年第2回知多市議会定例会が開幕した。
2月24日から3月22日までの27日間の会期が決定され、多くの議案が一括審議される。
議長の勝崎泰生氏は、出席議員が定足数に達していると確認し、議会を開始したことを報告した。また、施政方針について宮島壽男市長が登壇し、新型コロナウイルス感染症への対応や地域経済の立て直しに取り組む姿勢を示した。
市長は、施政方針の6つの柱として、
1つ目は感染症対策、ワクチン接種が約8割の市民に行き渡ったことを報告。引き続き、ブースター接種を急ぐ。
2つ目として、Sustainable Development Goals(SDGs)に基づいた社会づくりを目指し、支援が必要な市民が取り残されない対策を強化する意向を示した。
3つ目には教育環境の整備の重要性を述べ、ICT環境の整備や教育施設への空調設備の導入を進める。子どもたちの成長を地域で支える施策に注力する。
さらに、産業振興のための地域開発や新たな雇用創出へ向けた取り組みを報告。特に、朝倉駅周辺の整備事業について、地域経済を活性化させるため努力することを明言。
環境問題への対応についても言及。特に、知多市は「ゼロカーボンシティちた」を宣言し、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す目標なしで整備を進める。
最後に、安全で安心な町づくりについて、地域連携の強化やICTを利用した防災対策の重要性を強調した。
本定例会では、その他にも知多市個人情報保護条例や職員育児休業等に関する条例といった重要な議案が審議される見込み。市長は今後も市民との連携を重視する意向を表明した。