令和4年第4回知多市議会定例会が、6月15日に開会した。
主な議題には、環境美化活動推進基金の設置に関する条例の制定などが含まれている。
市長の宮島壽男氏は、議案第30号について説明を行った。
この議案は「地域ねこ活動等に関する基金設置」を目的としている。
環境経済部長の林和宏氏は具体的な運用の詳細を述べ、基金の管理運用が地域貢献を促進すると強調した。
次に、議案第31号として「知多市公告式条例の一部改正」が提案された。
市長からの説明によれば、この改正は掲示場の数を見直し、現在の10か所を市役所前の1か所に統合する内容である。
総務部長の森下剛氏は、効率化を目指したこの改正が市民サービスの向上に寄与すると期待される。
また、議案第32号では、令和4年度の一般会計補正予算が提案された。
市長は、補正内容として歳入歳出をそれぞれ約6億9100万円増額し、302億円とすることを報告した。
補正の主な財源は、新型コロナ関連の国庫補助金である。
この補正予算の内容には、コロナ禍における影響を考慮した施策が盛り込まれ、特に社会福祉への支援が強調された。
福祉子ども部長の花井佳世氏は、臨時特別給付金の増額についても説明し、生活困窮世帯への手厚い支援を表明した。
この後、議題に上がった人権擁護委員の候補者推薦には、柿田健二氏と新帯有三氏の2名が提案された。
市長は、これらの候補者が人権擁護活動に資する人材であると述べた。