令和4年11月30日、知多市議会は臨時会を開催し、重要な議案に関する審議が行われた。
この日の主な議題は、令和4年度知多市一般会計補正予算(第6号)であった。市長の宮島壽男氏は、今回の補正予算について、2億5,323万4,000円の増額補正が図られることを説明した。これにより、歳入歳出予算の総額は311億8,446万1,000円となる見通しで、議会による承認が求められている。
補正予算の内容は、愛知県子育て世帯臨時特別給付金の給付事業に関連するものであり、特に新型コロナウイルスの影響を考慮した施策が盛り込まれている。福祉子ども部長の花井佳世氏は、対象となる児童を約1万4,000人と見込んでいると述べ、物価高騰に苦しむ家庭への支援を強調した。
議案に対する質疑においては、出席した議員からの異議はなく、補正予算案は原案通り可決された。議会は、重要な決定を速やかに行う姿勢を示した。
さらに、市長の専決処分事案について、3件が報告された。まず、専決第11号として、交通事故に伴う損害賠償についての報告があり、相手方車両への補償額は14万4,000円であることが説明された。
次に、専決第12号と第13号においても、それぞれの事故の概要と賠償額が報告されたが、全て市側の過失が認められ、関係者への謝罪がなされた。市長は、職員に対してより一層の安全運転遵守を促す考えを示し、再発防止に努める意向を強調した。
この日の議会は、重要な決定を円滑に進め、地域の住民に対する施策を強化する動きが伺える内容となった。最後に、議長の勝崎泰生氏は、全ての議事を終了し、臨時会を閉会した。