令和元年6月20日、知多市議会の定例会が開催された。
出席議員は17名で、会議は無事に成立した。議事日程「第3回知多市議会定例会」では、消費税及び地方消費税の税率改定に伴う関係条例の整備や森林環境譲与税に関する議案が主な議題として取り上げられた。
特に注目を浴びたのは、議案第23号と第24号の一括審議である。議案第23号は、消費税及び地方消費税の税率改定に伴う条例整備に関するものだ。その中で深夜の一般会計補正予算も関連しているとされ、質疑応答では議員たちの具体的な疑問が出た。たとえば、久野たき議員は「森林環境譲与税の譲与基準についてどうなるのか」と質問。これに対し、安永明久都市整備部長は「市町村には収益の約90%が譲与され、基準に基づいて分配される」と説明した。
議案第24号の森林環境譲与税基金は、間伐や森林の手入れなどに利用されるとのことだ。また、基金の使途についても詳しい説明があり、市民への理解を促進する狙いがある。
さらに、議案第33号の知多市佐布里緑と花のふれあい公園の設置及び管理に関する条例の改正議案では、利用施設の範囲が広がることが発表された。具体的には、広場全体が利用できるようになるとされ、多くの市民にとって嬉しい変更となることだろう。
また、下水道事業に関する条例改正も話題に上がり、鈴木宏式水道部長は「排水区域が増えることに伴い、公共下水道に統合を予定している事業もある」との説明を行った。
最後に、議長の竹内慎治より、知多北部広域連合議会議員の選挙も行われ、皆の承認を得て進行していった。議会は無事に終了し、各議案は関連の常任委員会に付託された。再開は6月28日も予定されており、市民にとっての政策決定に引き続き期待がかかる。