令和2年7月14日、知多市議会臨時会が開催された。会期は本日1日のみと決定された。
議案第39号、議決事項の一部変更について、及び第40号の令和2年度知多市一般会計補正予算についての審議が行われた。 市長の宮島壽男氏は、議案の誤りに関して謝罪し、事務手続きの再発防止を強調。一方、補正予算では、6074万3千円の増額が見込まれている。
議案第39号に関しては、買い替えの必要が生じた蒸気回転釜の契約金額に関し、消費税を含む金額として213万5千円の修正が提案された。教育部長の加藤由裕氏は、この誤記の影響で新たな議決が必要になった経緯を説明。教育部の予算配分は、学校の規模や必要性に応じて行われるという。
また、議案第40号においては、一般会計の補正予算が提案された。総務部長の矢野明彦氏は、収入において1億1,724万3千円の増額を見込んでいることを報告。これは、新型コロナウイルス感染症対策に関連する事業費を含むもので、ひとり親家庭支援など、多くの市民への支援策を盛り込んでいる。
質疑では、議員から「感染症対策にかかる予算の具体的な使い道は?」との質問も上がり、教育委員会からは学校の感染症対策に必要な資材が具体的に報告された。このように、市民生活への影響が大きい事業への投資が重要視されている。
最終的に、両議案については、会議規則に従い審議を経て、全会一致で原案を可決。終了後、市長は議員の協力に感謝の意を示した。今回の臨時会は、迅速な対応が求められる中、議会として必要な決定を果たしたといえる。
このように、住民の福祉と健康に配慮した積極的な施策が進められている。