令和3年12月の知多市議会では、様々な議題が議論された。
特に財政運営の重要性が強調され、議員からの質問が相次いだ。\n創政会の伊藤正明議員は、市の財政状況について深く掘り下げた。伊藤議員は、過去の財政健全化判断比率や経常収支比率のデータを基に、財政運営の厳しさを指摘した。市長の宮島壽男氏は、歳税が減少する見込みや扶助費の増加を挙げ、厳しい財政情勢の中で、健全で安定的な基盤を確立する努力を継続する意向を示した。
また、佐布里池周辺のにぎわいづくりが話題にあがった。市長は、池周辺の自然や景観を活かし、市民や観光客が楽しめる取り組みを進めていると強調した。
救急救助業務の充実強化についても議論された。市の消防長は、過去10年間の救急出動件数やコロナウイルス関連の搬送状況を共有した。特に、令和2年度には新型コロナウイルス感染症に関連した搬送が39件発生していたことが強調され、今後の感染防止対策についての必要性もあった。
高齢者が地域で活躍できるまちづくりについては、福祉部長が老人クラブの統計や活動内容を報告した。会員数が減少傾向にあることから、活動の充実を図る必要があると述べた。