令和5年6月21日、知多市議会では第4回定例会が開催された。
出席議員18名が集まり、議事は計5件の議案に関するいくつかの事項を議論することから始まった。
初めに、知多市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正が審議された。この改正は、職員の勤務条件を改善することを目的としている。議長の伊藤清一郎氏は、議員間で質疑は行われない旨を発表し、次の議案に進むことを決定した。
続いて、知多市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部改正について、福祉子ども部長の花井佳世氏が登壇した。久野たき議員は「外国人の生活保護受給者に関するマイナンバーカードの取得状況」を問うた。花井氏は、本年4月末のデータを基に、申請済みの外国人受給者の50%が取得を完了していると回答した。
次に、西知多医療厚生組合規約の一部変更に関する協議に入り、様々な見解が交わされる中、議論はスムーズに進行した。さらに、令和5年度知多市一般会計補正予算(第3号)や下水道事業会計補正予算(第1号)も検討され、これらはいずれも総務や建設経済の委員会に付託することが決まった。
また、諮問第1号である人権擁護委員の候補者推薦についても議論され、原案通りに適任と認められる結果となった。報告第7号の令和4年度知多市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告も行われ、特に質疑は行われず承認された。
会議の最後には、知多北部広域連合議会の議員選挙と西知多医療厚生組合議会の議員選挙が実施された。中山貴弘議員、石濵隼人議員、藤井貴範議員などがそれぞれ選出され、会議は無事に終了した。伊藤議長は翌29日に本会議の再開を告知し、定例会は散会の運びとなった。