令和5年3月10日、知多市定例会が開催され、議員たちが地域課題について活発に質問を行った。
本日は、主に一般質問として、山本金弥議員が西知多道路の金沢インターチェンジに関連する広域交流拠点について尋ねた。山本議員は道路開通後の地域活性化に向け、特にPFI手法の導入について市側の見解を問うた。これに対し、宮島壽男市長は、地域振興に資する新たな交流拠点の整備が望まれていると述べ、それに関連する取り組みを継続する意向を示した。
また、山本議員は空き家対策についても質問した。全国的に空き家が増加している中、知多市でも適切な管理や利活用を推進する必要があると強調した。市は、令和元年度に制定した空家等対策計画に基づき、地域の声を反映させながら取り組みを進めていく方針を示した。
他に、久野たき議員は新庁舎整備について言及した。市長はコロナ禍以降の社会情勢を踏まえ、新庁舎移転の必要性を説きつつ、緊急時の管理業務が効率的に進むよう努めていくと述べた。市民の声には、庁舎建設に資源を回すべきではないとの意見も見られ、議論が分かれた。
また、指定管理者制度についても影響が懸念されており、低下する収入に対して市が支援を行っていることが報告された。特に燃料価格の高騰が影響を及ぼす中、指定管理者への追加支援が計画されている。
会議は多岐にわたる議題が取り上げられ、議員たちは市民に寄り添った施策の策定を求め、地域の活性化に向けた意見を交わした。将来的には西知多道路や空き家対策を通じて、地域振興につなげるための具体的な施策が期待されている。