令和4年2月1日、知多市議会臨時会が開催された。
会議では主に、令和3年度知多市一般会計補正予算が議論され、可決された。
市長の宮島壽男氏が提案した補正予算は、1億1,708万6,000円の増額補正となり、総額325億3,088万円となる。
この補正予算の内容には、子育て世帯への臨時特別給付金や農業支援が含まれている。特に、子育て世帯への給付金は、約1,150人の児童に対し、所得制限の影響で支援が受けられない世帯に、児童1人につき10万円が給付される。
子ども未来部長の鰐部久也氏は、必要な財源について新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金を挙げ、多くの世帯に対して手厚い支援を行う考えを示した。
また、農業支援については、環境経済部長の勝崎哲治氏が、燃油価格の高騰による影響から市内の施設園芸農家の経営支援を行うと述べ、200万円の予算を確保したことを強調した。
議会では、まず会議録署名議員として中山貴弘氏と大村聡氏が指名され、その後、この臨時会の会期を1日とすることが決定された。
最後に、市長の宮島壽男氏が市長専決処分事項の報告を行い、損害賠償の件についても触れた。加えて事故の概要や再発防止への取り組みについて説明があり、議会は終了した。
この臨時会は一連の急を要する対応を目的としており、迅速な予算案の可決と地方行政の円滑な運営を目的としている。「これからも引き続き地域の発展に貢献していきたい」と市長が今後の意気込みを示した。