令和元年12月11日、知多市議会定例会が開催された。
出席議員は18名で、会議は成立した。この日の議事は様々な条例改正を中心に行われた。
議案第65号では、知多市職員の給与に関する条例の一部改正が提起され、川脇裕之議員から質疑があった。特に、職員の給与改定が人事院勧告に基づいている中で、議員報酬も同様に改定されるかが問われた。
これに対し、企画部長の岩田光寿氏は、一般職の改定に準じて議員の期末手当の支給割合も改定されることを説明した。
続く議案第66号では、知多市一般職の任期付職員の採用に関する条例が改正され、議案第68号のパートタイム会計年度任用職員の給与についても具体的な質疑が交わされた。川脇裕之議員は、パートタイム職員の募集予定人数及び報酬表改正による報酬への影響について問い、具体的な数字が示された。
市民への影響も考慮し、市がどのように給与体系を設計しているか、重要な議題として浮上した。特に事務職と保育士の給与改定結果が報告された。事務職年収が約101万円に、保育士年収は約283万円とされ、それぞれ1.4%及び0.8%の増加があるとされた。
更に、知多市特別職の職員の給与や旅費に関する条例の改正についても議論され、一般職に準じた改定が行われる意義についても確認された。これらの条例改正は市の財政状況に基づいて慎重に検討されていることが強調された。
その他、総合計画基本構想や国民健康保険税の改正、指定管理者の指定に関する議案も審議された。特に、中央図書館の管理団体選定について中平猛議員が質疑し、公募に基づく透明性のある選定プロセスが説明された。
会議はその後、多数の議案が委員会に付託され、この日の議事は全て終了したと報告され、次回の開催日程も案内された。今後の市議会の動向が期待される。