阿久比町議会は、令和5年3月10日に第1回定例会を開催した。
会議の主要な議題として、個人情報の保護に関する条例の制定など13の議案が検討された。特に、個人情報保護条例については、今後の社会におけるプライバシーの重要性を反映した案であると考えられ、議論が注目されている。
初めに、議案第1号「阿久比町個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について」が議題に上がり、質疑が行われたが、発言はなく、そのまま質疑は終結。議長の渡辺功氏は、会議規則第36条に基づき、同案を総務建設委員会に付託することを提案し、異議なしとの合意が得られた。
続いて、議案第2号「水道料金及び下水道使用料審議会条例の制定」にも同様の流れが見られた。再度質疑に発言する者はなく、やはり議案は総務建設委員会に付託された。
また、議案第4号「阿久比町議会の議員の議員報酬等に関する条例の一部改正」や、議案第5号「特別職の職員の給与及び旅費等に関する条例の一部改正」についても、質疑は行われず、すべて委員会への付託が決定した。
国民健康保険税条例の一部改正を含む数議案では、文教厚生委員会への付託も確認され、健康や福祉に関わる施策が着実に扱われていることが特徴的である。
午後には、令和4年度の一般会計補正予算等が議題に上がり、やはり質疑は行われなかった。すべての議案が適当な委員会に付託される形で進行し、円滑に会議が進展した。
最後に、渡辺功議長は全日程の終了を宣言し、次回の会議は3月13日に予定されていることを告げ、散会となった。議員13名の出席があり、町民のための施策が着々と進んでいる様子が伺える。