令和元年12月4日、宇部市議会定例会が開かれ、重要な議題が多数扱われた。
中でも議案第119号の宇部市副市長の選任についての同意を求める件が注目された。市長の久保田后子氏は、新たに安平幸治氏を副市長に選任する考えを示した。安平氏は34年間の市行政経験があり、豊富な実績を持つと評価された。しかし、出席議員による採決の結果、賛成が少数となり、この議案は否決された。
さらに、宇部市選挙管理委員及び補充員の選挙が行われ、内田充範氏らが選ばれた。この選挙は、基盤となる運営体制強化に向けた重要な手続きである。議会では、今後の選挙運営の透明性が一層求められていることが確認された。
また、議案第95号から第118号までの24件が上程され、特に補正予算に関連する議案での歳入と歳出の見直しが行われた。これには、教育・保育無償化施策や、豪雨被害からの復旧支援費用に関する予算も含まれ、地域の迅速な復興が求められている。市長は補正額を5億841万7000円と見込む内容で、透明性確保に向けた説明を行った。
このように、市議会定例会では重要な議案が次々に扱われ、今後の取り組みが地域に与える影響が懸念されている。議員間の活発な質疑や討論を通じて、これらの議案が今後どのように実行されていくのかが注目されている。