令和2年9月9日に開催された宇部市議会では、災害避難や猫問題、都市の新たな取組についての質問が行われた。新型コロナウイルス感染症の影響により、住民が避難する際の課題が明らかになり、特に避難所での感染予防対策が求められている。在宅避難の住民が増加している現状に対し、災害時避難者の情報を集約し、支援物資の届け先を適切に確定するための体制の整備が急務である。
ハザードマップの配布については、自治会を通して行われているが、一部配布されていない世帯も多いことが指摘された。市はこれを受け、全世帯への配布を進めるとし、効果的な周知を図ることの重要性を認識している。また、コロナ禍における避難所運営模擬訓練が実施されたが、実践的な訓練の必要性が示唆された。
さらに、地域猫活動については、環境問題として取り組む必要があり、動物愛護団体との連携が求められている。また、需要に応じた支援金の提供など、市の一層の関与が期待される。さらに、遊びや体験の充実を図る子どもプラザの設置が進められており、子どもたちの成長をサポートしたいという強い方針がある。