令和5年12月22日、宇部市議会の定例会が開催された。議題には、都市公園条例の改正や、メディカルクリエイティブセンターに係る管理者の指定が含まれる。確認された議案は、いずれも全会一致で可決された。
早野敦氏(産業建設委員長)は、議案第109号でメディカルクリエイティブセンターの指定管理者に関する質疑を報告した。この施設には平成15年度から令和5年11月末までに21社が入居し、104件の商品化や事業化があったことが強調された。入居企業については目的を果たしているか確認するための指導が行われており、同じ団体の長期指定について改善策が求められた。
また、議案第102号の都市公園条例改正については、五十嵐仁美氏から廃止された水泳プールの代替として温水プール計画の進展が乏しいと批判が寄せられ、市民からの存続要望を尊重すべきとの意見もあった。議案は賛成多数で可決された。
続いて、総務財政委員会による議案第94号から第98号の審査結果も報告され、特に、宇部市基金の廃止に関する議案についてはその必要性が議論された。また、予算決算関連の議案では、一般会計補正予算が提出され、福祉や教育への支援が強調された。賛成多数で可決されたが、完全な賛同が得られなかった議案もあった。
最後に、議会運営委員長の報告により、議員報酬に関する条例も可決され、来年度からの変更が告げられた。この議会も市民福祉の向上を目指す方針が改めて示された。