令和4年12月6日、宇部市議会では様々な議題が議論され、特に人々の生活に貢献する市の施策が焦点となった。
まず、宇部市役所改革プロジェクトチームの取組状況に関する質疑が行われた。このプロジェクトは市役所の業務効率を高め、職員の働きやすさを確保することを目的としている。市長は、提言書が提出されたことを受け、行政の改革に対して総力を挙げて取り組む意向を示した。
次に、桃山中学校の地下埋設高圧ケーブル切断事故に関する調査委員会の進捗状況が報告された。この事故に関連する公表事務の検証については、外部委員による調査が行われ、結果は令和5年3月議会において報告する予定となっている。
公文書等の保存管理についても議論が交わされた。本市では、文書管理に関する法律にのっとり公文書を保存する体制を強化し、今後条例化に向けた検討が進められる見込みであると述べられた。特に、歴史的な公文書についても配慮することが求められている。
予算編成に向けた取組では、市民生活や地域経済を支える施策を優先する必要性が強調された。また、人口減少に対する具体的な施策が必要であり、オール宇部での統一的な取り組みに対する期待が寄せられた。
学校給食の無償化についての検討も重要な焦点の一つであり、保護者の経済的負担を軽減するための施策が求められている。また、調査により小中学校の給食無償化が全国に広がりつつあることが紹介され、宇部市においても施策の必要性が訴えられた。
その他、西岐波地区の通学路の歩道設置や生活保護の冬季加算についても重要な課題として検討がなされている。市長からは、各課題について市民の声を聞き、柔軟にその対応を進める姿勢が示され、充実した予算編成が期待されている。