令和5年6月19日、宇部市議会において定例会が開かれ、幾つかの議案が審議された。
最初に、議案第53号及び第54号に関する質疑が行われた。城 美 暁 総務財政委員会委員長の報告によると、議案第53号では新型コロナウイルス感染症に従事した職員への特殊勤務手当を廃止した。特に、保健師や事務職員が対象になっていた業務内容についての説明もあった。この手当が廃止されることには、一定の意見が分かれ、反対の立場もあったことを議長が確認した。
次いで、議案第55号と第56号の審査が行われた。鴻池 博之 文教民生委員会委員長が報告し、小児救急医療体制の維持を目的とした小児科診療時間の変更について説明した。その一方で、神原小学校屋内運動場改築に関する議案も可決され、工事請負金額の増額が求められた。
続いて、産業建設委員会による議案第58号及び第59号の報告が行われた。これらは常盤通りの交流拠点にかかるものである。早野 敦 委員長が、施設整備契約の締結や指定管理者について詳細な説明をし、質疑が行われた。指定管理者に関する質疑には、選定過程や運営に関わる懸念が示された。
さらに、議案第51号と第52号、いわゆる令和5年度宇部市一般会計補正予算についても全会一致で可決された。猶 克実 委員長が報告した内容は、住民に対する支援対策が強調された。
最後に、人口減少・少子化対策調査特別委員会の設置が決定し、本日の会議は全て終了した。このような内容において議会は迅速に意思決定を行い、課題に対処していく意向が表明された。