宇部市議会の令和4年10月臨時会が開催された。
会期は1日のみに設定され、議題には令和4年度宇部市一般会計補正予算(第7回)が含まれている。
市長の篠﨑圭二氏は、補正予算について説明し、特に低所得世帯への生活支援金の支給や、中高生へのインフルエンザ予防接種の助成に要する経費を補正する必要性を強調した。これらの施策は、電力や食料品などの価格高騰を受けたものであり、経済的な支援を求める声が高まっている中での対応とされる。
歳出の補正額は12億6,279万2,000円で、補正後の予算総額は734億1,921万2,000円となる見通しである。市民の健康と安全を守るための施策が進められており、予算の確保が重要視されている状況だ。
会議の流れの中で、議案に対する質疑が行われず、スムーズに討論も終了した。その後、電子表決システムを用いた採決が行われ、議案第89号は原案通り可決された。
この臨時会は、迅速な状況判断が寄与したと言われ、出席議員全員が賛成したことが市民の期待の高さを示す結果となった。市長は再度、皆の理解と支持に感謝の意を表し、今後の施策実施に向けての決意を新たにした。
議会は午前10時47分に閉会し、今後の取り組みに向けた期待が寄せられている。市民とともに歩む宇部市への提言を議会がいかに反映させるかが今後の課題である。