令和5年9月(第3回)宇部市議会定例会が開会した。
開会に際し、山下節子議長は出席議員26名を確認した後、今後の会期が9月25日までの25日間であることを承認した。
次に、諮問第2号として人権擁護委員の候補者推薦についての討議が行われ、篠﨑圭二市長が提案した。推薦候補は中野優美氏、藤村光昭氏、山根寿美氏、辻村裕志氏、岡野光子氏の現職者に加え、新たに今津福江氏、前田隆義氏、宮本勝江氏、山本順子氏の4名が挙げられた。
これに対し、議会としての意見は異議無く採決され、賛成24名、反対1名で決定した。
続いて、議案第61号から第85号までの提案がなされ、篠﨑市長の後、副市長の藤崎昌治氏が経済に関する決算認定の説明を行った。令和4年度宇部市一般会計の歳入が755億9,973万円、歳出が729億3,743万円という数字が示され、剰余金は26億6,230万円となったという。
市が実施した今回の補正予算は、災害復旧やワクチン接種経費に向けたもので、金額は約29億1,924万5,000円に上る。新型コロナウイルス関連の事業や地域経済への支援が求められており、その流れを受けた内容である。
全体として、様々な議案が上程される中、政策形成に向けた活発な議論が行われることが期待されている。議案は次回の会議で詳細に検討され、決議がなされる見込みだ。議長は議場における質疑が歓迎される旨を伝え、本日の定例会は一旦終了した。