令和4年9月2日、宇部市議会の定例会が開会した。
議題には多くの重要な議案が含まれており、特に議案第84号から第86号に関連する人事選任が注目された。
篠﨑圭二市長は、議案第84号について宇部市公平委員会委員の選任について同意を求めることを提案した。議案の中で、畑口眞理子氏の再選任が挙げられ、彼女は40年の行政経験を持ち、適任であると強調した。市長の提案に対し、議会からの質疑はなく、全員賛成にて同意が決定された。
続いて、議案第85号では教育長の選任が議題となった。篠﨑市長は、野口政吾氏を再び教育長に選任する旨を提案した。野口氏は、豊富な行政経験を有し、教育行政に関して重要な視点を持っているとされ、こちらも質疑はなく賛成多数で採決が行われた。
議案第86号では、田村賢二郎氏の教育委員会委員としての再任について同意が求められ、同様に賛成多数で決定された。
さらに、日程第6には、諮問第1号として人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める内容があった。村上玲子氏の推薦についても異議なしで採決され、こちらも全員賛成で決定した。
また、6月に提出された29件の議案に関しては、財政の状況が説明され、令和3年度の決算に対する認定が求められた。副市長の藤崎昌治氏が、各特別会計の歳入歳出を詳細に報告した。その中で、特に新型コロナウイルス感染症対策に関する歳出が大きな割合を占めていることが指摘された。
会議は順調に進行し、全体を通じて出席議員も多く、さまざまな意見が交わされた。
最後に市議会は、会の運営に対していくつかの指摘も受けつつ散会した。議長の河崎運氏は全ての日程を終了したと宣言し、次回の議会へ向けて議員たちの準備を促した。