令和2年9月28日、宇部市議会は第3回定例会を開催した。
本会議では、議案88号から92号、94号など数件の議案が審議された。
特に、議案第88号の『印鑑の登録及び証明に関する条例中一部改正の件』に関しては、デジタル手続き法の施行に伴う所要の整備が行われることが主な内容である。
\n議員からは、マイナンバーカードを利用した印鑑登録証明書の取得手続きの変更についての質問があった。
質疑応答の後、議案は賛成多数で可決された。
\nまた、第94号の『トキスマにぎわい交流館条例制定の件』も注目を集めた。
この議案では、市の中心市街地を活性化するための新たな拠点施設の設立が提案され、子育て世代や妊婦応援都市としての機能が盛り込まれている。特に、子どもプラザの機能が話題となり、若い世代が立ち寄る場となることが期待されている。
\n議案に対する議員からの質疑では、使用料金の設定について意見が分かれた。
一部の議員は有料にするべきだと主張し、他の議員は無料での利用を続けるべきとの意見を述べた。
質疑の後、賛否の討論が行われ、採決の結果、残念ながら議案は否決となった。
\nまた、宇部市はコロナウイルス感染症の影響に伴う財政への懸念を示した意見書案も提案され、地方税財源の確保を求める内容で賛成を得て可決された。これにより、ウィズコロナ時代に向けた施策が強調され、人々の生活を支えるための動きが見受けられた。
今回の定例会では、様々な視点から市政に関する議論が交わされ、これからの宇部市の方向性に影響を及ぼす重要な議論が行われたことが窺える。