令和3年12月21日、宇部市議会は第4回定例会を開催した。
本日の議題には、消防団条例の改正や行政組織条例の再編成、さらには第五次宇部市総合計画の基本構想策定など、重要な議案が含まれた。
まず、議案第101号について、総務財政委員会の委員長である芥川貴久爾氏が、消防団員の報酬見直しを目的とする条例の改正を報告した。審査の結果、全会一致で可決された。
次に議案第102号について、行政組織条例の改正が提案された。これに関しては、組織再編成が施策の効率的な実施に資するとして、一般的に地域課題への対応や行政業務の効率化が期待されている。質疑においては、検査業務の変更について懸念される意見があり、統合による協力体制の形成が強調された。
続いて、議案第109号の第五次宇部市総合計画基本構想についても質疑が交わされた。この計画は、地域格差を推進しない形で公共交通を通じた生活環境の整備を図り、若者を呼び込む施策が含まれる。議会では、子育て支援策や移住の促進に関する意見が議論され、地域振興が求められた。
さらに、議案第103号から第105号の文教民生委員会の報告では、印鑑登録や国民健康保険に関する条例改正が提案された。特に国民健康保険に関しては、出産育児一時金が引き上げられ、受益者の経済的負担軽減が期待されていることが評価された。
産業建設委員会からの報告では、議案106号から108号までの水道事業及び下水道事業に関する条例制定が全会一致で可決された。これは、市のインフラを維持管理するためのもので、今後の環境保全に寄与することが期待されている。
最後に、予算決算委員会では、令和3年度の補正予算案が審査され、特に交通事業会計の補正が重要視された。議案95号から100号の全6件が可決され、効率的な予算運営が強調される結果となった。
本日の会議は、議案の全件が可決されたことで終了し、次回の議会に向けた準備が進められる。