令和元年9月6日、宇部市議会は定例会を開会した。
この議会では、会期が本日から10月3日までの28日間と決定された。市長の久保田后子氏は、複数の議案について提案理由の説明を行った。
特に注目されたのは、決議案第1号で元宇部市長故二木秀夫氏に対する追悼感謝の決議である。提案者の笠井泰孝氏は、市政に尽力した二木氏の貢献を称え、深い哀悼の意を表明した。具体的には、「卓越した識見と不撓不屈の実践力」で、市政の発展に貢献したと強調した。これに対し、議会は全員賛成で可決された。
また、議案第93号においては、市長が中野英志氏を宇部市公平委員会委員に選任する提案を行った。市長は中野氏の人格や識見が高く、最適任であると述べた。質疑もなく、同意を得られた。
さらに、議案第94号では、野口政吾氏が引き続き教育長に選任されることが求められた。市長は野口氏の能力を評価し、審議を求めた結果、こちらも議会の賛成で可決された。このように、教育委員会の維持が図られた。
諮問第2号では、新たな人権擁護委員として村上玲子氏が推薦されることが提起された。市議会からも賛同を得て、円滑な引継ぎが検討されている。
最後に、議案第53号から第92号までの各議案が一括で提案され、歳入歳出決算が認定される運びとなった。これには、過去の財政計画に基づく予算の見直しや、様々な公営事業の決算詳報が含まれている。特に介護や健康保険系の会計についても詳細に説明され、それぞれの成果や課題が明らかにされた。
会議は全ての議事を終了し、散会となった。これからの議会活動の行方が注目される。