令和2年6月5日、宇部市議会の定例会が開かれ、重要な議題が審議される。特に、補正予算や人権擁護委員の推薦についての議論が注目を集めている。
会期の決定では、6月5日から6月23日までの19日間とすることが決定された。議長の射場博義氏が提案し、議員からの異議はなかった。
次に、事件の撤回について、市長の久保田后子氏が発言した。彼女は、廃棄物処理関連の議案を撤回し、より深い内容の精査が必要であるとの理由を説明した。この撤回は、文教民生委員会での議論を踏まえたものだと強調した。
また、議案第60号において、農業委員会委員の選任が議題に上がり、久保田市長は新たに選任される候補者の経歴について言及した。彼女はこの候補者たちは農業に関する豊富な知識を有すると述べ、市議会の同意を求めた。
諮問第2号では、久保田市長が人権擁護委員の新任候補として藤村光昭氏を推薦した。市長は、候補者が人格や知識において適任であると理解を求めた。また、質疑は行われず、推薦は異議なく承認された。
さらに、議案第52号から第59号に関する一括上程も行われた。この中には、令和2年度宇部市一般会計補正予算が含まれ、特に新型コロナウイルス対策としての経費が削減されている一方で、必要な経費が補正されることが提案された。この補正額は約4億9,954万8,000円であると報告された。市長は、感染拡大防止と市民の生活安定のための施策をさらに拡充していく意向を示した。
特に、新型コロナウイルス感染症対策が議論の中心となり、補助金や支援金が多く検討されている。久保田市長は参加したすべての関係者に感謝し、協力を呼びかけた。今後も引き続き予算措置がなされる必要性が強調されている。
本会議は滞りなく進行し、全ての議題が終了したことが報告された。議題に関する質疑は次回会議に持ち越される見込みだ。