令和4年9月8日、宇部市議会での定例会において、教育施策や介護認定の流れに関する議論が行われた。インクルーシブ社会の実現を目指すインクルーシブ教育の現状について、教育長が現在の取り組みや課題について答弁した。具体的には、障害のある児童生徒が多様な学びを得るための支援が進められ、特別支援教育コーディネーターを中心に研修も行われている。また、児童生徒一人ひとりに応じたICT機器の活用が図られ、視覚や聴覚に課題のある児童生徒に配慮した教材が用意されていることも紹介された。さらに、教育支援員の配置や連携の強化が重要視され、個別支援の充実を図る方針が示された。しかし、同時に学習環境の整備や、教員負担の軽減が今後の課題として挙げられた。
介護申請に関するやり取りでは、認定の流れを説明しつつ、申請から認定までの期間短縮に向けた取り組みが示された。具体的には、電子化や自動化の活用が考慮されているが、依然として手続きには時間を要し、国の制度改革が求められるとの認識が共有された。
また、タブレット端末の利用状況や家庭での学びの促進も取り上げられた。タブレットの導入によって、特に家庭学習が活性化しており、デジタルドリルを通じた個別学習の手法が確立されつつある。教員の負担軽減のため、これまで以上に効率的な業務運営が考慮されている。