令和2年12月25日、宇部市議会が第4回定例会を開催し、いくつかの重要な議案について審議が行われた。
冒頭、篠﨑圭二市長が、議案第125号での撤回理由を説明した。この議案はアクトビレッジおのに関する指定管理者の指定であったが、選定に疑義が生じていたため撤回を決定したと述べた。
議案第120号から第122号、及び第129号から第132号の7件については産業建設委員会からの報告が行われ、全会一致で可決された。これには、宇部市延滞金の徴収に関する条例などが含まれる。時田洋輔委員は、報告の中で、本案に対する質疑を行い、議案第129号の指定管理者についても、構成法人の役割を明確にするための質疑を重ねた。
続いて、議案第123号では、新生活様式に対応したパソコン購入についての審議が行われた。岩村誠委員長は、テレワーク環境の整備が新型コロナウイルスの影響で重要な課題となっていると強調し、全会一致での可決を導いた。市は、700台のパソコンを新たに購入する計画を立てている。
文教民生委員会からの報告では、議案第117号から第119号までの可決がアナウンスされた。宇部市学校給食の実施に関する条例や、まちなか環境学習館の条例廃止についても議論され、教員の負担軽減や保護者の利便性向上が期待される。
最後に、総務財政委員会は、各種補正予算を報告し、全員一致で可決される結果となった。今後、具体的な施策について市民への説明責任を果たしていく必要があるとの声も聞かれた。
以上、令和2年12月定例会では、多くの議案が可決され、引き続き市の運営が進められる。市民からの関心が寄せられる中、議会運営が着実に行われていることが確認された。