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宇部市議会、議案第47号調停成立の経緯に関する質疑重視

令和4年6月定例会で、事故に関する調停の成立や駐車場条例など重要議案が審議された。
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令和4年6月17日に宇部市議会の定例会が開催された。

出席議員は26名であり、荒川議員が欠席した。この日は、議案第44号から第50号まで、報告第1号及び第2号について質疑が行われることになっている。

議案第44号は「令和4年度宇部市一般会計補正予算(第2回)」であり、関連して質疑が行われる。他にも、宇部市立体駐車場条例の制定や調停の成立に関する議案も扱われた。特に注目を集めたのは、議案第47号の「調停の成立について」で、これは若い世代に影響を及ぼしそうな内容である。時田洋輔市議(日本共産党宇部市議会議員団)は、桃山中学校で起こった事故について取り上げた。

時田議員は、事故から調停成立までの経緯を尋ね、説明を求めた。教育部長の上村浩司氏は、事故の発生が平成29年6月であり、その後調停が成立するまでに至る複雑なやり取りについて詳しく述べた。事故は、当時宇部興産株式会社(現在のUBE株式会社)の高圧ケーブルが誤って切断されたことが原因である。この事故による損害賠償の支払いが2億6849万2915円にのぼることが明らかとなり、議員たちはその様相に強い関心を寄せた。

また、調停の幹事を担当した教育部長は、事故発生の理由や損害額の算出方法についても触れ、事故による損害金がいかに算出されたかを強調した。双方の過失割合についても触れ、9対1で市側の過失が圧倒的に多いことが問題視された。市側は、この過失の認定に基づきまして、総じて適切な対応を求めていく方針を打ち出している。この調停成立に向けた複雑な経緯を受け、議員からは「しっかりと精査してほしい」という声も上がった。

この日の議会では、宇部市立体駐車場条例の制定についても討論が行われた。議案第45号については、軽車両の取扱い及び過料の設定についても議論された。みなさんの意見をもとに、条例の内容が微調整される見込みである。

議案第51号として提出された宇部市議会会議規則中一部改正については、電子表決システムの導入を目的としている。早野敦市議(議会運営委員会副委員長)が提案理由を説明し、特に問題はないとの認識が示された。

議会開催日
議会名令和4年6月宇部市議会定例会(第2回)
議事録
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