令和2年4月28日、山陽小野田市議会は第1回臨時会を開議した。
本会議では、7つの議案が議題に上げられた。
特に、税条例等の改正や一般会計補正予算の承認が重要な議題となった。
議長の小野泰氏は、会議を開くに先立ち、議員の定足数が満たされていることを確認した。
日程の第1号として、会議録署名議員が宮本政志氏と森山喜久氏に決定された。
次に、第2号の議案は、山陽小野田市税条例等の一部改正に関する専決処分である。
総務文教常任委員長の河野朋子氏は、地方税法に基づく改正の必要性を強調した。
この改正は、所有者不明土地への対応や固定資産税の軽減措置を盛り込むものである。
質疑はなく、全員賛成で承認された。
続く第4号の議案、都市計画税条例に関する専決処分においても、同様に全員が賛成した。
新たな規定が加えられ、適用のあるケースに関しても議論はなかった。
日程第3では、病院局企業職員の給与の改正が承認された。
民生福祉常任委員長の大井淳一朗氏は、住居手当の一部廃止を説明した。
これにより、月額2,500円の手当が6名から廃止される。
質疑及び討論もなく、承認に至った。
次の第4号の議案は、固定資産税の課税免除に関する条例改正についてである。
産業建設常任委員長の中村博行氏が報告した。
特例措置の適用期限を変更する改正が行われ、全員賛成により承認された。
第5号の一般会計補正予算に関しては、災害対応のための予算措置が議論された。
議長の矢田松夫氏は、農地への影響を考慮した対策を説明した。
最後の日程では、議案第53号の令和2年度一般会計補正予算が上程され、新型コロナウイルス対策の給付金支給に関する部分が提案された。
市長の藤田剛二氏は、迅速な給付金支給に向けた取り組みを報告した。
収入や支出の増額が決まり、予算総額が360億5,418万5,000円に達した。
終盤では会期の延長についても賛成が集まり、会期が3日間延長されることが決まった。
議長は今後のスケジュールに応じて付託案件の審査を求めた。