令和3年11月29日、山陽小野田市議会第4回定例会が開催された。
議題には、市長からの議案訂正や職員給与改定が含まれ、議員たちの関心が集中した。
最初に、市長の藤田剛二氏が議案第97号の訂正について説明。これは環境衛生センター関連の契約内容の誤りを修正するもので、迅速な承認が求められた。議長の髙松秀樹氏からは、質疑がなかったことを受け、問題なく承認される運びとなった。
続いて、福田勝政氏が、令和3年度一般会計補正予算について質疑を行った。新型コロナウイルスの影響による経済対策の一環として、子育て世帯への特別給付金が言及され、予算の必要性が強調された。藤田市長は、これに伴う予算増が必要であると述べ、経済支援を急ぐ意向を示した。
人事院勧告に基づく市職員給与の改定についても、厳しい議論が交わされる。特に、山田伸幸議員は、宇部市との格差について懸念を表明し、給料改定が地域経済に与える影響を質した。
総務部次長の辻村征宏氏は、他市でも同様の措置が取られることを説明。人事院勧告に従うことが重要であると述べた。さらに、副市長の古川博三氏は、民間と公務員の給与のバランスを保つ必要性を強調した。
議案第100号から第102号までの一括上程には、職員や市議の給与改定が含まれている。藤田市長は、しっかりした検討が重要であると述べ、増額は必要であると主張した。
質疑の終結後、各議案は所管の常任委員会に付託されることが決定され、次回の本会議を待つこととなった。