令和2年8月4日、山陽小野田市議会の臨時会が開かれた。
出席議員は全て22名で、議長の小野 泰氏が会議を開会した。
その中で主要な議題は、令和2年度一般会計補正予算についてである。藤田 剛二市長は、補正理由として光ファイバによる情報伝達網の整備を挙げた。
対象地区は厚陽地区で、総事業費は9,610万円、国からの補助は2,770万円となる。
この補正により市内のインフラ整備が加速する見込みだ。吉永 美子議員は、この整備に対する地元の期待を示し、詳細な補助金の内訳を説明を求めた。企画部 次長の和西 禎行氏は、補助対象額が8,330万円であり、残額として5,810万円を市が計上していることを述べた。
質疑では、家庭に光ファイバが届かないケースについても議論が交わされた。議員たちは、整備による地域間格差を懸念し、光ファイバ整備が全面的に可能であるか確認した。和西氏は、全体をカバーするものの、一部住居には届かない可能性があることを強調した。
また、アドバイザリー業務に関する質疑もあった。大井 淳一朗議員は、記者会見のタイミングに異議を唱え、議会と市の情報共有の重要性を指摘した。市側は記者会見の意義を説明しつつも、さらなる連携の必要性を認めた。
この会議においては、各議員より出された意見を尊重し、プロジェクト進行についての透明性を確保するための取り組みが求められた。質疑が終了した後、議案は委員会に付託され、今後の審査が約束された。
会議の最後には、次回の予定が告げられ、議長が散会を宣言した。参会者には、今後も議論に参加し、地域発展に尽力するよう期待が寄せられている。