令和3年10月28日に山陽小野田市議会の第1回臨時会が開かれた。議長の髙松秀樹氏が議会の開会を宣言した。
本会議では、会議録の署名議員の指名、常任委員及び議会運営委員の選任などが議題となった。常任委員について、事務局長の尾山邦彦氏は総務文教常任委員会には7名の議員が選任されたと報告した。特に、大井議員や吉永議員など、さまざまな議員がそれぞれの委員会に参加することとなった。
続いて、同意第4号として「山陽小野田市監査委員の選任」について議論された。藤田剛二市長は、岡山明議員を監査委員として推薦したいと発言した。この提案に対し、議会は異議なしとし、岡山議員は監査委員に選任されることになった。岡山議員は、この役割において適切な予算運用を推進する決意を表明した。
日程第5では、令和3年度一般会計補正予算(第12回)や第二次山陽小野田市総合計画に係る基本構想の改訂及び中期基本計画の策定に関する議案が一括上程された。藤田市長は、新型コロナ対策としての支援金創設など、庁内の業務環境の整備を進める必要性があると述べた。特に、コロナ禍で苦しむ飲食店への支援については、県が行う支援金受給者を対象にする意向を示した。
また、議案第79号に関しては、人口見通しについての質疑が行われ、企画部長の清水保氏が地域づくりに向けた基本的な方針について議論した。今後の社会構造の変化に対応するため、計画を見直す必要性を強調し、地域における共同創造の原則も重視されているという。
さらに、議案の審議に際して、特別委員会の設置が決定された。これにより、議案第79号については、専門的な審査を行うための委員会が設置されることとなる。
議長は、本日の会議が終了したことを宣言し、次回は11月4日に予定されている。この日は付託案件の審査が行われるため、議員の参加が要請された。議会の活動は地域の発展に向けた重要なプロセスといえる。