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山陽小野田市議会、埴生地区複合施設整備事業関連議案を全会一致で可決

山陽小野田市議会は埴生地区複合施設整備事業の議案第51号を可決。入札の不調はオリンピック影響と指摘。
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令和元年5月22日、山陽小野田市議会の第2回臨時会が行われ、議案第51号が審議された。

議案第51号は、埴生地区複合施設整備事業に関する請負契約の一部変更を提案する内容である。契約金額は3億1,968万円から4億8,892万3,000円に変更される。この変更は、工事の進行に伴い、機械設備工事の受注者が決まらず、入札が3回続けて不調に終わったために引き起こされた。総務文教常任委員長の河野朋子氏は、具体的な背景について説明を行った。

河野氏によれば、最初の入札では1社のみが参加し、その後2度目の入札で予定価格を上回る金額が提示されたことが主要因である。さらには、ある程度の資材不足や工事業者の不足が影響を及ぼしていることも指摘されており、オリンピック需要による建設工事の集中があったことも影響しているとされる。

質疑の中では、議員の山田伸幸氏が入札価格の設定について具体的な見直しが行われていなかったことを厳しく問う。山田氏は市の対応が遅れたために問題が長引いているとの見方を示し、より迅速な行動が求められていたと強調した。

河野委員長は、2回目以降平行して行った予定価格の見直しについて説明したが、事前に適切な調査が行われていないとの指摘を受けた。更に、議論の中で、入札が不調に終わった原因については議論の余地が残る。

山田氏の反対討論では、市の入札方法が不適切であったことや、入札結果から得られた教訓を活かせなかった点が再三指摘された。特に、地方での工事が容易に進行できる環境を構築するための取り組みが不十分であるとの指摘があった。

この全ての議論を経て、最終的に議案第51号は全員賛成で可決された。この後、今後の工事の進捗については、速やかに対応していくとのことであった。議会は次回、5月28日に本会議を予定しており、議員らの参加が求められている。

本件の可決に伴い、議会は市民の期待に応えるため、より一層の努力が求められる。

議会開催日
議会名令和元年5月山陽小野田市議会(第2回臨時会)
議事録
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