令和2年12月3日に開催された山陽小野田市議会定例会にて、死亡時の行政手続に関する負担軽減や、事業系一般廃棄物の廃棄方法についての議論が行われた。
議員の髙松秀樹は、死亡時の手続きが多岐にわたり、遺族にとって負担が大きいことを指摘した。行政手続の一覧をもとに、手続きが煩雑である現状から、シンプルな手続きの確立が必要だと訴えた。「行政の窓口で、スムーズな案内が必要ではないか」との意見に対し、市民部長は「窓口の対応を改善することを目指す」と述べた。
また、事業系一般廃棄物に関しても議論が交わされた。髙松議員は、零細事業者が出すごみを、自治会のごみステーションで収集可能にするよう求めたが、市民部次長は「法律に基づいて、現在の収集体制を堅持する必要がある」として特例は難しいと回答した。しかし、他市の状況を調査し、新たな方策の検討を約束した。
入札制度についても髙松議員は言及し、特に解体工事や業務委託の判断基準額の設定が進まない理由を問った。監理室長は「基準額の設定は難しいが、今後検討する」と消極的な姿勢を示し、髙松議員は「是非とも見直しを進めてほしい」と再考を促した。
その後、教育部長が登壇し、学校や公民館の体育館への空調設備の設置必要性についての議論が続いた。市長は今後、体育館の空調については費用対効果を考慮しながら検討していくと答えた。