山陽小野田市議会において、令和3年3月10日に開催された定例会では、様々な議案が上程され、重要な予算案や条例の改正が審議された。
中でも、議案第3号となる「令和2年度山陽小野田市国民健康保険特別会計補正予算(第5回)」についての報告が注目を集めた。民生福祉常任委員長の大井淳一朗氏からは、この補正予算は新型コロナウイルスの影響を受けたものであり、歳入歳出それぞれ100万2,000円の減額が見込まれることが述べられた。その結果、予算総額が75億9,563万5,000円になることが決まった。
次に取り上げられたのは、議案第4号「令和2年度山陽小野田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3回)」で、こちらも公費の管理が厳しい中、合理的な予算案として議席から支持を得る運びとなった。質疑に立った議員からは、過去の収納率や保険料の減額理由について詳しく質問があり、審査は養成されていることが確認された。
さらに議案第5号「令和2年度山陽小野田市病院事業会計補正予算(第3回)」では、外来患者数の増加を見込んだ調整が行われ、病院事業の収益が41億5,983万6,000円となることが示された。ただし、入院患者数は下方修正される見込みで、執行部は新型コロナウイルスの影響を挙げた。大井委員長は「影響を受けた事業形態を見直す必要がある」と強調した。
この日の会議は、予算の詳細な説明に続いて、各議案に対する質疑応答が行われた。特に、山陽小野田市の今後の動向や新型コロナウイルスに対する市としての対応について、各議員が意見を交わし、活発な議論が展開された。また、議案の可決には全員の賛成が寄せられた所も見逃せない。議長の小野泰氏は、「市民の生活と健康を守るために、これらの議案が承認されたことは市政にとって重要である」と述べ、会議を締めくくった。
今日の会議を受け、山陽小野田市は今後も厳しい状況が続く中での経済運営を模索しつつ、各分野の課題解決に向け、引き続き努力をしていく意向が伺えた。