令和5年3月3日、山陽小野田市での定例会議が開かれ、様々な議題が議論された。
初めに、会議は議長の髙松秀樹氏により開会され、会議録署名議員として矢田松夫氏と吉永美子氏が指名された。
一般質問では、山口県や宇部市における猿の出没やそれに伴う被害の深刻さについて、市民からの意見が報告されると共に、猿に対する捕獲方法や市の対応が重点的に取り上げられた。議員の岡山明氏は、「周南市での猿による被害が報じられている中、山陽小野田市でも今後十分な対策を取る必要がある」と強調した。
次に、イノシシの問題に移り、同じく岡山氏は「市街地におけるイノシシの出没は無視できない問題であり、人的被害を未然に防ぐための対策が急務だ」と主張した。市の対応としては、猟友会と情報を共有しつつ、状況に応じた捕獲を徹底していく方針があるとのこと。
さらに、野犬に関する問題も取り上げられた。市では現在、野犬についての具体的な頭数把握は困難であるものの、10頭程度が市内に生息していると推測しており、引き続き捕獲活動を強化するとしている。希望としては、新たな啓発活動を通じて地域社会の協力を得ながら、飼い犬の責任ある飼育を促進することが挙げられた。
新型コロナウイルスの取り扱いについても議論された。藤田市長は、感染症法の見直しに伴い、適切な対策を講じつつ、地域住民に寄り添った対応をしていく意向を示した。具体的な市民の対応方針は、今後の感染者数や変異株の動向に応じて変化すると見込まれている。
最後に、期日前投票の実施に関連して、投票率向上のための取り組みとして、協議が重ねられた。「おのだサンパークにおける期日前投票所の設置が投票率に寄与したと考えますが、今後もさらなる増設が必要です」との意見が出ていた。