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山陽小野田市議会、令和4年度補正予算を可決

山陽小野田市議会で令和4年度国民健康保険特別会計補正予算などが全員賛成で可決される。
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令和5年3月10日、山陽小野田市議会において第1回定例会が開催された。

出席議員22名、すべての議員が揃う中、髙松秀樹議長のもと会議が始まった。今回は複数の重要な議案が上程され、議員たちの討論が行われた。特に、令和4年度の国民健康保険特別会計補正予算及び病院事業会計補正予算に関する議案で、詳細な報告が求められたのである。

まず、民生福祉常任委員長である松尾数則氏が、議案第4号に関して経緯を説明した。依然として新型コロナウイルスの影響が残る中、療養給付費が増加していることが指摘された。特に、この数か月間に見られる傾向が反映されており、急激な増加に対処するための予算の再編成が急務とされている。松尾氏は「療養給付費については、9,800万円を増額する傾向が見られる」と述べた。

続いて、議案第6号の病院事業会計補正予算に関する説明が行われた。松尾氏は「決算を見込んだ調整により、病院事業収益が4億8,380万5,000円に達し、これに伴う純損失が3,881万3,000円となった」と報告。新型コロナ感染者用の確保病床が15床となる一方、3月14日には0床になる見込みであるとし、感染症対策にマニュアル化された方針を強調した。

産業建設常任委員長は、議案第3号から第8号までの補正予算の報告を行った。特に水道事業会計については、収益的収支の調整が求められ、高い有収率の維持に向けた計画が提示された。「老朽化した給水管と排水管の更新が必要であり、漏水を減少させる方向で進める」と委員長は説明した。

また、教育費や民生予算に関する質疑が続く中、中島好人議員が障害者福祉における通訳配置の問題を取り上げ、「市内全体の手話通訳環境を整える必要がある」と強調。吉岡忠司福祉部長は「遠隔手話サービスを利用し、職員の手話能力向上に努めている」と返答した。これにより、障害者の皆さんへの支援に一層の力を入れる意義が浮き彫りとなった。

さらに、生活保護費の動向についても議論が交わされた。「過去5年間で生活保護利用者数は減少傾向にある」との説明に対し、議員双方の理解が求められた。

最後に、様々な議案は全て賛成のもと可決され、議会の進展はあったと評価される。今後の山陽小野田市政には、さらなる市民の健康福祉の向上が期待される。議長は、「本日で全ての議題が終了した」と報告し、議会は散会した。

議会開催日
議会名令和5年3月山陽小野田市議会第1回定例会
議事録
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