令和2年6月10日、山陽小野田市議会第2回定例会が開催された。
本会議は、出席議員22名で開かれ、重要な議題が扱われる中、初めに市長の藤田剛二氏が行政報告を行った。
その中で、令和元年度土地開発公社の決算概要を報告し、約1億9,000万円の剰余金があることを明らかにした。
質疑応答では、2020年度の市内事業についても説明が続いた。
そして、同意第7号から同意第20号までの14件、農業委員会の委員の任命についての議案が一括して上程され、市長から提案理由が述べられた。
市長は、現委員の任期満了に伴う後任委員の任命が必要であり、推薦及び公募の状況について説明した後、議会の同意を求めた。
議会の賛同を得て、全ての農業委員会の委員任命が決定した。
続く報告第1号から第4号までの繰越明許費予算の繰越しに関する報告では、主に公共事業の進捗状況についても質疑が行われ、特に工事が進む消防及びインフラ整備の現況が問題視された。
最後に、議案の一括上程が行われ、令和2年度一般会計補正予算など9件が提案された。
中村博行議員が小・中学校の情報通信ネットワークについて質疑し、教育部長の岡原一恵氏が、家庭へのモバイルルーターの貸与について答えた。
今定例会では、特に新型コロナウイルスの影響を受けた予算の見直しやレスポンスが強調され、補正予算の必要性が増す中、各議案は今後のさらなる審議を受ける予定である。