山陽小野田市議会は、令和3年3月6日から始まった第1回定例会で多くの重要な議題が審議されている。
議事では、まず会議録署名議員の指名が行われ、岡山 明議員、奥 良秀議員が選ばれた。次に、会期の延長が提案され、議会の運営は基本通り進められている。市長の藤田 剛二氏が報告した議案第38号について、地方卸売市場の認定を受けられなかったことを受け、議案は撤回された。議員からの質疑も相次ぎ、特に山田 伸幸議員が懸念を示した。特に認定を受けなかった理由を求めるなど、議論が深まった。
次に、令和3年度一般会計補正予算について、経済部長の河口 修司氏が提案理由を述べた。一般会計予算は292億円となり、前年度比での減少が指摘された。経済的負担を強く認識する声から、医療や介護の制度に対する質疑がなされ、保険料の軽減策やサービスの質向上への期待が寄せられた。
また、山陽消防署の埴生出張所建設について実施方針が報告される中、強い消防力の確保が求められる現状を受け、十分な議論がなされなかったことが懸念された。さらには、近年のコロナ影響が市民活動に及ぼした影響に関する具体的な支援策が必要であるとの意見も多く出た。
最終的に、一般会計予算及びその他の重要議案については、多数賛成で可決される見込みとなっており、特に子ども医療費の無料化への期待が高まっていることが強調された。議会ではこのほか、国保や介護保険などの制度改革と、その影響についても活発な質疑が行われており、今後の動きに注目が集まる。