山陽小野田市議会の令和2年12月定例会が行われ、複数の議員が一般質問を行った。
最初に、コロナ禍における投票行動への影響が問題視され、投票所での感染症対策に関する具体的な施策が報告された。選挙管理委員会の白石事務局長は、投票所での適切な感染防止策として、手指用のアルコール消毒液の設置や、投票所内の換気、ソーシャルディスタンスの確保が行われることを強調した。加えて、窓口での接触を減らすため、使い捨ての筆記用具を導入する方針も示された。これにより、有人の事務従事者にはマスクや手袋の着用が義務づけられ、利用者も安心して投票できる環境を整える。
続いて、やまぐち自治体クラウド業務システムによる新たな投票環境の改善についても言及された。この共同利用により、入場券の発送方法が改善され、選挙人一人一人に対し、ako式はがきで入場券と期日前投票の宣誓書が送付されるようになる。これにより、投票の手続きが円滑になることが期待されている。
また、南支所における期日前投票所は、令和3年の市議会議員選挙から、そして大型商業施設での設置は令和4年の参議院議員選挙から行われるとの報告があった。その際の運営経費は、県の補助金を利用し、必要な資金を確保する計画がある。
須恵健康公園についても言及され、公園内への健康遊具設置が進められている一方で、テニスコート北側の屋外トイレの改善が求められている。現在の環境では、大型賃貸設備の改修が行われる予定だが、地域の利用者から多目的トイレの設置が提言されているため、今後の方針が注目される。
最後に、市長は、指定管理者制度に対する考え方や、地域住民との信頼関係の構築が重要であると語り、今後も市の施策に携わる職員の育成を進める意向を示した。