山陽小野田市議会は令和2年10月臨時会を開催し、議案2件を審議した。
この臨時会では、物品の購入および一般会計補正予算に関する議案が上程された。議案第102号では、GIGAスクール用タブレット端末の購入について、総務文教常任委員会からの報告がなされた。総務文教常任委員長の河野朋子氏は、タブレット端末5,340台を株式会社ソルコム山口支店から購入することを報告した。
河野氏は、参加した議員全員での慎重審査の結果、提案された端末の内容が高得点であったことを強調した。また、市の負担額が2億円を超える見込みであることも明らかにした。国の補助金の詳細についても触れ、児童生徒用の台数に応じた補助の額を示した。
質疑により、藤岡修美議員が他市の状況や、今回の審査委員会への参加理由について質問した。河野氏は、共同調達審査委員会に参加した理由として、必要性を挙げた。この質疑の後、河野氏は物品購入に関する賛成意見が多かったことを報告し、採決には賛成多数で可決された。
日程第3では、議案第101号令和2年度山陽小野田市一般会計補正予算について、一般会計予算決算常任委員長の矢田松夫氏が報告した。この補正は、ふるさと納税関連や新型コロナウイルス対策のための支出を含むものであり、予算総額は約378億円となる。特に、バリアフリー化事業についての具体的な会話が交わされ、質疑の結果、全員賛成で可決された。
このように会議はスムーズに進行し、議案はすべて採決が行われた後、臨時会は閉会した。議長の小野泰氏は議事の終了を告げ、出席者に感謝を示した。今次臨時会では、教育環境や公共的な計画に向けた具体的な予算が承認されたことで、地域の教育基盤が強化されることが期待されている。