令和3年6月7日、山陽小野田市議会の定例会が開かれた。
本会議では、各議員からの一般質問が行われ、新型コロナウイルスの感染防止対策や公共施設のアスベスト対策についての議論が展開された。
岡山 明市議員(公明党)は、新型コロナウイルス感染症防止対策に関して言及。特に、変異株の影響を受けやすくなっている現状を憂慮し、ワクチン接種の進捗状況や副反応についての情報発信の必要性を強調した。尾山貴子福祉部次長は、現在のワクチン接種の進捗状況や副反応の報告について説明。6月7日現在、65歳以上の高齢者への接種率が約53%であることを明らかにした。
また、岡山市議員は、公共施設におけるアスベスト飛散防止対策についても質問を行った。河田 誠建設部長は、現在進行中の解体や改修工事においてアスベスト含有建材が発見されたケースについて説明した。適正な方法での除去作業が実施され、法令に従った対応が取られていると強調した。特に埴生小・中学校の解体工事においては、法に則った手続きを行ったとしている。
さらに、地域運営組織の立ち上げに関する質問にも答えがあり、市民部の川﨑市民部長は、地域の暮らしを守るための組織の必要性を訴え、従来の組織との違いや期待される役割について説明した。市が提案する地域運営組織は、地域住民の主体性を高めることが目的であり、地域課題解決に向けた具体的な取組を実践することを目指している。
全体を通して、議員たちはそれぞれの立場から、感染症対策や地域振興に関する重要な課題を提起した。市側は、各提案について丁寧に回答しながら、今後の取り組みや方針を示した。