山陽小野田市議会の令和2年9月定例会において、議員が厚陽地区の未来に向けた施策を提案した。
同地区は少子高齢化が進んでおり、特に人口減少問題への対策が急務である。議員は「光ファイバ整備事業が地域活性化につながる」との見解を示し、光ファイバの整備がどのように人口定住を促進するのか、行政の役割や施策の方向性を問うた。
また、厚陽小・中学校の一体型の魅力を市外に発信する必要も強調した。教育長は、最近の視察者の状況や、小中一貫教育の効果について言及し、協議の場を設けることが重要であると認識していると答弁した。
さらに、厚陽農振地域の改定や公民館の老朽化問題についても議論があった。重点課題として農地整備の必要性が挙げられ、地域振興に向けて具体的な政策提案が求められた。特に厚陽保育園の駐車場問題が深刻で、危険を伴う送迎体制を改善する必要があるとされ、職員はライン引きを通じた工夫を行っていると答弁した。
最後に、防災についても言及があり、避難所の対応マニュアルや市民に向けた情報伝達の重要性が確認された。特に妊婦支援に関する施策の必要が強調され、新型コロナウイルスによる影響が及ぶ中で、保健師によるサポートやオンライン相談の拡充について教職員の努力が求められた。