令和3年6月3日、山陽小野田市議会の定例会が開かれ、多くの重要な議題が議論された。
冒頭で行われた一般質問では、議員の藤岡修美氏が地球温暖化対策に関する質問を行った。具体的には、地方公共団体として本市が進める温暖化対策の現状と今後の取り組みに焦点を当てた。市民部次長の梅田智幸氏は、「地球温暖化は早急な対策が求められる深刻な問題である」とし、本市の率先実行計画を策定し、住民に対する情報提供を進めていることを強調した。特に、国が策定した地球温暖化対策計画における地方公共団体の役割を踏まえ、再生可能エネルギーの利用促進や循環型社会の形成に努めることが重要であると述べた。
次に、災害に強いまちづくりに関する質問があり、藤岡議員は具体的に国土強靱化地域計画と地域防災計画の相違点について問いただした。総務部長の川地諭氏は、「国土強靱化施策は、発災前の事前防災に重点を置いている。地域防災計画は、発災時のリスクに基づく対策を策定している」と述べ、両者の違いを明確にした。さらに、昨年発生した災害から得た教訓を生かし、適切な対応策を講じる必要があると強調した。